コラム

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3.私の誕生日


 私は六十六歳(ねずみ年)である。同年生まれの人々は六十七歳である。お分かりですか?そう、私は12月31日生まれなのである。同年生まれの人々より、一年の間、若くいられて得したような気になる。
 が、つまらないなあと思ったこともある。父母が生存していた当時は、大晦日は大掃除で暮れてしまい、NHKの紅白歌合戦を観て、「行く年来る年」の除夜の鐘を聴きながら年越しそばを食べ、わが誕生日は過ぎてゆくのである。
 つまりは、私は誕生日を祝ってもらったことがなかったのである。ところがここ十数年前から、私の誕生日は様変わりをしたのである。妻の妹夫婦が、下関ふぐをセットで贈ってくれるのである。
 このセットは鍋を除いてすべてそろっているのである。野菜までそろっているのである。ふぐ刺しは有田焼の大皿に盛られており、毎年のことゆえ、我が家だけではもてあまし気味で、この皿を近所の人々に差し上げている。結構、大人気である。
 とにかく私たち夫婦では食べきれず、姉夫婦、いとこ夫婦計六人で食べている。ついでかもしれないが、私の誕生日を祝ってくれるのである。うれしいことです!
 そしてその後、ハッピーニューイヤーコンサートを鑑賞するのが通例となった。コンサート終了後は、初詣に出かける。家に帰って、一眠りしてお雑煮で新年を祝う。これが我が家のパターンである。このパターン少なくとも十年は続けたいなあ!
 私はリタイアしているのでどうということはないが、妻にとって年末年始は絶好の疲れ休みとなっているようである。何しろ、年末年始の準備は何一つしなくて済むのだから?