24.変異型ヤコブ病について
2月4日のニュースで、「変異型ヤコブ病」に日本人が感染・発症したことが報じられていた。それについて、この病名の患者は全世界で167人、そして143人が死亡している。また167人中147人は英国で発症している。
この発症・死亡した日本人はBSE感染牛が大量に見つかった英国への渡航歴があり、そこでの感染だと思われている。
初めて知ったのだが、この変異型ヤコブ病は血液を通じても感染する可能性があり、献血を行う際、問診で1980年以降に英国に通算で6ヶ月以上の滞在歴のある人からの献血は認めていないとのこと。厚生労働省は「国内でBSE が人に感染する可能性は限りなくゼロに近い」といっているが確かに現時点ではそうであろう。前にも私はアメリカでBSE感染牛が発見されてからの日本の対応について書いたことがある。
当時日本では全頭検査を実施していたが、日米の交渉で20ヶ月以前の牛肉については無検査で輸入再開を前提に決着をつけようとしている。これが政治決着なのかと思っているが、日本人は食物については潔癖で、仮にそのような条件で輸入再開となっても、米国産牛肉は購入しないと見ていた。ただ加工されたり、外食産業や料理屋ではどこの国のものを使用するか分からないから、口にするだろうとは思っていた。
数日前に吉野家が一日限定で牛丼を販売するとをニュースで報じていたが、その時、吉野家を始め同業者が、アメリカの主張する30ヶ月以内の牛肉輸入を認めるべきだと関係省に陳情していると書いてあった。私には何故そんなことをするのか理解に苦しむ。日本人の安全を第一に考えてこその商売ではないか!
吉野家のホームページには、米国産牛肉がいかに安全であるかということが細々と記されているが、一方的な論理であると思っていた矢先、この変異型ヤコブ病問題である。これで当分日米交渉は長引くことになろう。再度言いたい。変な政治決着をしないでほしい。日本人の安全のために!
2005.2・5