コラム

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16.音楽三昧? 

 今年は、ニューイヤーコンサートを2回聴きに行った。私がクラシック演奏が楽しいと強く感じたのは、西暦の変わる2001年の東京芸術劇場で行われた21世紀のハッピーニューイヤーコンサートであった。実に3時間も行われ、途中、劇場内で世紀へのカウントダウンをした演奏会であった。もちろん内容は、トークあり、エレクトーン演奏ありで、聴衆をあきさせなかった。このことがきっかけで、音楽の楽しさ、良さを知ったのだ。
 私はリタイヤしてから、電子ピアノを購入して、月に3回先生に指導してもらっている。テレビで指の運動は脳の活性化によいという、実につまらない合理主義からであった。私の育った環境では、楽器に触るということは一度もなく、もちろん楽譜も読めない。そういう状態からの開始で、先生には幼児ではなく、大人を手取リ足取りでの指導で大変なご苦労だったと思う。しかし先生は、シニアの全く音楽に縁のない人を指導したこと、大いに参考になったとおしゃって下さった。そういえばNHKでも趣味悠々で「楽譜を読めないお父さんのためのピアノ演奏」という番組が2回あった。
 また妻が音楽好きでよくコンサートに行っていたが、私がピアノを趣味とするようになってからは、音感教育というつもりからか、盛んに私を演奏会に同行させるようになった。
 またテレビのCMやドラマのBGM、テーマ曲にも興味がわいてきた。最近ではドラマ「白い巨塔」のテーマソング、聴いたことのある曲だと思っていたら「アメイジング・グレイス」で賛美歌であると妻が教えてくれた。
 1月8日に、フジ子・へミングのピアノリサイタルに行った。彼女のチケットは人気があって、なかなか取れないということであったが、東京文化会館小ホールで、顔もはっきりと見える席で聴くことができた。当日は、当会館の館長三善 晃氏とのレクチャーコンサートでパリをテーマに、昔興隆した芸術サロンの音楽を聴くということで、あえて小ホールで行ったということであった。
 ただ当日彼女は風邪気味で難聴がひどく、お二人の会話は長くはなかったが、ベネチアグラスが好きで、家にたくさんあるため、人からはワイン好きと思われているが、決してそうではないこと、モンマルトル近くに住んでいて、よく散歩していて街頭で描いている画家の絵を見ているうちに自分でも絵を描くようになったこと、各国大使館に招かれてサロン音楽を弾くことなどを話していた。ラ・カンパネラは当日は弾かなかったが、「雨だれ」は8チャンネルで「フジ子の軌跡」の雨だれの場面を頭に再生しながら、聴いたことであった。
                                     
2004.1.15