15.最近の私
最近物忘れが激しくなり、落ち込む今日この頃である。
先日、自民党の総裁から引退を勧告された、宮沢さんや中曽根さんを拝見していると、かくしゃくとして、理路整然と話をしている。80代半ばの人とは思えない。第一線で活躍していると、こうも違うものかと考えてしまう。確かに後輩に道を譲るということは必要なことだろうと思う。しかし、あのような元気な姿を見ていると気の毒な気もしないではない。
自分では若いつもりでいても、医者に加齢によるものですからとか、区役所から送付された「高齢者インフルエンザ予防接種のお知らせ」などを聞くにつけ、見るにつけ分かってはいるが、年は取りたくないものだとつくづく思い知った。
最近、読むこと書くことが大変億劫に感じるようになってしまった。脳の活性化をしなければダメになるとある人に言われ、図書館に行って気軽で、親しめる本、池波正太郎の「剣客商売」シリーズを借りて読んでいる。面白いから夢中で読んでいるが、読む速度が極端に遅くなっているのに気付いた。書くほうはどうかというと、もともと思考力がなく苦手であったが、一層苦痛になってしまった。読みはともかく漢字を忘れてしまって、最近は何事にも電子辞書を必要として、持ち歩いている始末だ。作家が晩年になると作家活動が出来なくなることが、なるほどと思う次第である。
とにかく、年相応の生き方をしなければならないのだが、自分が自分であることを認識できるよう、一層の努力をしていこうと決意した。
2003.11.25